AMIのバックアップを使ったリストアを行う
AMIとして作成したEC2インスタンスのバックアップから新しくインスタンスを作成する方法について説明します。
はじめに
EC2ではAMIの形でバックアップを作成することで新しくインスタンスを簡単に起動することが可能です。 今回はAMIからのバックアップのリストア方法を解説します
実際の操作
AMIの選択
まずはじめにAMIの画面からバックアップを選択します。 次に、インスタンスを起動のボタンをクリックします。
インスタンスのパラメータの選択
ここではインスタンスの起動に関する設定をいくつかのパートに分けて説明します。
名前とタグの選択
- 1: ここではインスタンスのタグの設定ができます。 デフォルトではNameタグのみの指定ができますが、他のタグを追加することも可能です。
マシンイメージは先程選択したリストア対象のものが選択されているので変更の必要はありません。
インスタンスタイプとキーペア
- 2: インスタンスタイプの選択です。インスタンスタイプはマシンのサイズやCPUのアーキテクチャなど適切なものを選択します。
- 3: キーペアの選択です。こちらは接続に使用するので、適切なものを選択しましょう。
VPCまわりの設定
- 4: VPCの選択です。インスタンスを起動したいVPCを選択します。
- 5: サブネットの選択です。起動したいサブネットを選択します。
- 6: パブリックIPの割当を有効にするかどうかの選択です。パブリックIPがほしい場合は有効にしておくと自動でEIPが割り当てられます。
- 7: セキュリティグループを新しく作成するか、既存のものを使用するかの選択です。
- 8: セキュリティグループの選択です。ここでは今まで作成したセキュリティグループを選択しています。
ストレージとIAMインスタンスプロファイル
- 9: ストレージのタイプとサイズを選択します。ストレージの最小サイズは元のイメージと同じです。こここでサイズを大きくした場合にはパーティションの拡張が必要になる場合があるので、それはインスタンス起動後に対応する必要があります。
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10: 高度な詳細では色々な設定ができますが、ここではIAMインスタンスプロファイルの設定のみを取り上げます。IAMインスタンスプロファイルではEC2にIAMロールを割り当てることができ、他のAWSサービスと連携する際に便利です。
以上でインスタンスの設定についての説明は終わりになります。
Windowのリストアに関する注意点
Windowsインスタンスではバックアップから起動した場合に、マネージメントコンソール上からパスワードの取得ができなくなる場合があります。 管理者パスワードの変更は行われていないので、元々のパスワードでアクセスすることは可能です。
最後に
以上でバックアップからのリストアに関する説明は終わりになります。 AMIとしてバックアップを取得することで簡単に復旧が可能なので便利かと思います。